色彩鮮やか! 紫陽花からのメッセージ

梅雨に入り雨も多くなり、初夏を演出してくれる季節になりました。
梅雨に入りカラフルな紫陽花の花が咲く光景をよく目にします。

赤色、青色、紫色、とても鮮やかです。
道端で紫陽花を見かけると、ついつい足を止めて見てしまいますよね。
そういえば、子供の頃の私にはさっぱりチンプンカンプンでしたが、紫陽花の花について、幼い頃習いましたよね。
咲き始めの頃は薄い黄緑色の花を咲かせ、花が大きくなるにつれ、緑色の花は徐々に薄くなり、赤色や青色に色づき始めます。
花盛りが過ぎると色あせていき、再び薄い色になり、色がくすんでいきます。
青色や赤色の花を咲かす頃が紫陽花の最も鮮やかな時期。
この頃が過ぎると、また色変わりが始まり、きれいな青色は紫っぽくなり、色があせたような感じになります。
つまり、色変わりは、いわゆる花びらの老化の一種によって起こる現象です。

しかし、単なる生物の老化現象なのでしょうか。

梅雨の青空にそっと寄り添うように花を咲かせる紫陽花。
咲き始めの色は癒しを表す黄緑色。
花盛りの頃は愛情を表す赤色と誠実を表す青色。
そして、気品を表す紫色に変化していきます。

その姿はとても美しく、生命力にあふれています。
紫陽花の花は大地に寄り添い、色鮮やかな花を咲かせ、大地の恵みである雨がたくさん降るこの梅雨の季節をもって華やかに演出してくれているのでしょう。
紫陽花は色の変化を通して、私達に人生の在り方を伝えてくれているのかもしれませんね。