自然界のすべてに通じる古代中国思想 「陰陽論」PART.2

みなさん。こんにちは。美容鍼灸師の折橋梢恵です。
前回は、中医学の理論として大切な陰陽学説についてご紹介しました
。今日は、引き続き陰陽学説の考えと関連する陰陽太極図と言うものをご紹介したいと思います。

上の陰陽太極図は、古代中国で流行した道教のシンボルとして使用され、今日では世界的に陰と陽の二つの性質を表す図として、世界中でしばしば用いられています。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないかと思います。

この図は、勾玉のような形を白と黒の2つで示しているため、陰陽魚とも呼ばれています。白の部分は陽の性質を表し、黒の部分は陰の性質を表わすことで、陰と陽を一つの図で表しています。

また魚の頭の様に膨らんだ部分の真ん中には目のような点があります。これは、陰と陽の性質が必ず相対する要素を備えていることを示しています。白の部分も黒の部分も段々ふくらみを増していき、その後一方の色に徐々に変わっていきます。この様子は陰と陽の要素が極まった後は、必ず相反し反対側の要素に転じるという意味含んでいます。その様子がこの図から見てとれるように、陰陽太極図には、多くの理論が含まれています。

ところで、この太極図によく似た国旗を使用している国があるのですが、皆さんどこの国かご存知ですか?

答えは、日本のお隣の国、韓国(大韓民国)です。
韓国の国旗は太極旗と呼ばれ赤と青の太極図で示されています。

このように普段何気なく見過ごしているものの中にも陰陽学説(陰陽論)の考え方は、社会の中で根付いているといえるのです。
次回からは、中医学において陰陽学説と同じくらい大切な五行論についてご紹介していきたいと思います。

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