瞳が輝くとき~ヒプノセラピーからの気づき~

ヒプノセラピーを通じて幼い頃の母親から受けた虐待経験の意味を知り、女性クライアントが瞳の輝きを取り戻した瞬間の感動と気づき

昨年、私が感動したヒプノセラピーセッションがあります。
クライアントの方は幼い娘さんを持つ若い女性の方でした。前日の深夜に検索して、私のブログを見つけたということで、ヒプノセラピーのセッションのお申し込みをいただきました。

ヒプノセラピーセッションでの事前カウンセリングのとき、クライアントの女性の方はとろんとした、とても眠そうな目をしていました。実際に彼女は不眠症になっていたといいます。幼い娘さんを遊ばせるために公園に行くと、ママさんたちの視線がとても気になるという悩みを抱えていました。

彼女は大勢の人々の中に行くのが怖いとも話していました。
友人にはたくさんの親しい友達がいるのに、自分は家族だけでいいのかという疑問も感じているというのです。私は彼女のインナーチャイルドを癒すために幼少期に退行させていきました。

ヒプノセラピーの中で、悲しい場面に誘導したとき、私は最初、彼女が話してきたことの意味が分かりませんでした。「母が雨戸を閉めています」。
昼間なのに母親が家の雨戸をしめているというのです。その理由を聞くと、「外に聞こえないようにするため」だといいます。

私は暫く絶句していました。彼女に状況を聞いていきました。「初めは素手でぶって、そのうちに近くにある物でぶつ」。14歳の中学生の彼女はじっと耐えていました。彼女は小さい頃から母親に暴力を振られる虐待行為を受け続けていたのです。

「これが普通だと思っていた」と彼女は話しました。
花畑での幼い彼女は母親に対して怖さを抱いていました。ヒプノセラピーの中で、私は彼女の魂と対話していきました。クライアントの女性の魂から母親で幼少期の環境は自分が選んで来たことを教えられたのです。

「母親から虐待を受ける目的は何か?」と私は聞き ました。
「愛し方を知るためだ」と答えが返って気ました。催眠状態から現実の世界に戻った彼女の目を見て、私は驚きました。瞳が輝いていました。まさに、死んだ目が生き返ったようでした。

ヒプノセラピーを受けた後の彼女は、明らかに元気を取り戻していました。
自分の娘に対してどのように愛したらいいのかを、彼女は幼い頃、身をもって経験したのです。多くの人々は人生の中で、大切なものを欠いた環境を設定して、自ら体験することで、大切なことを学んでいるようです。

地球に肉体を持った私たち人間は、満たされた環境からは大事な学びは得にくいようです。過酷なほど、困難であればあるほど、大事な学びの機会であると言えるのです。
私たちは、実際に出会う、どんな苦しい辛い環境も魂 の成長のために自分で計画してきています。

ネガティブな感情に浸っているところから脱し、自分の人生の意味を知ることが大切です。すべては自分が選んだこと、人生は自分の学びのための体験だということを理解し、府に落とすことが、本当の自分を取り戻すための原点だと感じます。

それは自分の人生に責任を持つことに繋がります。
すべてのことを受け入れ、動じない心を持つことに通じるでしょう。彼女の瞳の輝きは、本当の自分に目覚め、覚醒するために必要なことを教えてくれました。これからもヒプノセラピーを通して、多くの瞳が輝く瞬間に出会いたいです。