日本唯一のIAOH(国際ヒーリング協会)認定ヒーラーによるタロット鑑定体験談 PART.3

日本唯一のIAOH(国際ヒーリング協会)認定ヒーラーによるタロット鑑定体験談 PART.3

じっとしていない子ども、という話を聞くと私はとりあえず、ADHD(情緒欠陥多動障害・広い症例がある)であるかどうかをリーディングしていく。この症例は症状が多種多様であり、ある程度のパターンはあるが誰でも一定の症状を見せるわけではない。また、私は精神科医では無いので断定は出来ない。それが疑われる場合は必ず、専門家医師に相談に行くように、親御さんの気持ちを大切にしながらも薦めるようにしている。

「そうなんですか。それではどのくらいじっとしていないか、客観的に見てどうか、ということをリーディングしてみますね」

「とにかく、勉強を全くしないんです……」

女性は繰言のように勉強をしていない、を繰り返すがとりあえず私は彼が病的な「落ち着きの無さ」なのかどうかをリーディングしていく。

「そうですね、息子さんは確かにじっとしていられない傾向はありますが、でもゲームをしている時はいつまでもじっとしてゲームに興じているようです。あ、ゲーム中のアクションは派手かもしれませんが。それでも、ポータブルゲーム機を持って走り回りながらゲームをする、というようなことは無いみたいですものね。学校での授業中も、退屈すると大声を出したりするようですが、教室から出て行ったりはしないようです。掃除などサボる場合が多いようですが、注意を厳しくされればイヤイヤしていますし。これらの状態から考えますと、何か病的な要素があった上での落ち着きの無さ、というわけでは無いようですね。どちらかと申しますと、落ち着かないというよりおっちょこちょいでパフォーマンスが大きい、という部類かと思われるのですが」

私は敢えてにこにこしながら女性に話しかける。女性は厳しい顔つきのままだ。

「それでは、この子には何も問題が無い、ということですか?」

「はい、とりあえず何らかの疾患が要因となり、落ち着かないという症状が病気の既往症として生じている、というわけでは無いようです。その点はご安心して良いかと思います」
と、ここまで話して私は女性の目を捉えて言う。

「で。お客様は息子さんが勉強しない、ということが非常に気にかかっているわけですね?」
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