山川紘矢さん・亜希子さん 愛と宇宙の大きな意識とつながって生きる PART.9

日本における精神世界ブームがまだまだ下火だった時代から、ブライアン・L・ワイス博士、シャーリー・マクレーンさんなど、スピリチュアルの分野での海外ベストセラーを翻訳された山川紘矢さん・亜希子さんご夫妻。「癒しフェア2012 in OSAKA」で語られたメッセージをお届けします。
今回は、特に震災によって誰もが身をもって体感した、“死”についてのメッセージです。

よく生きるために、“死”を見つめて受け入れる

紘矢さん:

「30代40代など若くして亡くなった方がいて、奥さんもお子さんも途方にくれていて。『それも決まっているのですか?』『どうしてこのような事が起こるのですか?』というメールをいただくのですが、私は『はい、そうです。人は皆死にます』と答えます。

死は周りの人にショックを与えます。ショックを与えられて人生が変わっていくのだと思います。死ぬとはどういうことなのか嫌でも考えなければならないし、嫌でも生活もしていかないといけない。
だから私は人に押し付けるつもりはありませんし、反対する方もいると思うのですけれど、『人は皆、死ぬときには死ぬ』と思います。運命なのですから。死も受け入れることです。亡くなった方は、今よりももっと良い所に行って、向こう側から家族を助けると考えるのです。ただ私は、自殺は健全ではないと思います。皆、追いつめられてうつ状態になって死を選ぶ。その前に、本当にスピリチュアルなことを学んで欲しいなと思います」

亜希子さん:

「誰かが亡くなったとき、周りの人はご遺族を慰めたいと思いますが、表面的な言葉や慣用句では意味がなくて、やはり自分の心から出てくる言葉や思いがあると思うのです。

私のお友達が亡くなった時に、すぐにはご遺族に何も言えませんでした。でも一カ月経った時に、自分の言葉でお手紙を書くことができたのですね。そういう風に自分のなかの本当の気持ちが出てくるのが、きちんと分かる時があると思うのです。
なかなかお悔やみの手紙がかけなくて、はじめは罪悪感があったのね。けれども時が来ると、『ああ今がその時だ』という感じがしたので。
慰めの言葉は世間的にはいろいろあるとは思いますが、本当の意味での慰めというのは、自分のなかに隠されているのだなと思いました」

PART.10へ続く

★バックナンバーを見る→連載記事:山川 紘矢・亜希子夫妻
■山川 紘矢 著 『死ぬのが怖いあなたに』(イースト・プレス社)
■山川 紘矢 著 『輪廻転生を信じると人生が変わる』(ダイヤモンド社)
http://www2.gol.com/users/angel/book12.htm

■山川紘矢・亜希子さん プロフィール
東京大学を卒業後、紘矢氏が大蔵省に入省。夫婦で海外生活を経験する。紘矢氏の退官後、翻訳家に。海外の有名ヒーラー達の著書を多数翻訳するほか、自身の著書やワークショップなど幅広く活動。
共訳に『アルケミスト』(パウロ・コエーリョ著、角川文庫)、『聖なる予言』(ジェームズ・レッドフィールド著、角川文庫)、『カミーノ―魂の旅路』(シャーリー・マクレーン著、飛鳥新社)、『心を癒すワイス博士の過去生退行瞑想』(PHP研究所)など多数。

公式サイト
http://www2.gol.com/users/angel/

山川紘矢・亜希子オフィシャルブログ「天使の羽根」
http://egoen.jp/blog/yamakawa/

公式ツイッター
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