出逢いのチャクラ PART.19 ~驚きの土曜日~

ボディサイコロジスト、おのころ心平です。
さあ、今日は土曜日。どんな予定で過ごしますか?

20世紀において世界がもっとも驚いた事件と言えば「ケネディ大統領暗殺」があがるかも知れません。1963年11月22日、その日は「金曜日」でした。
金曜日? 今日は、土曜日のお話ではないの?
はい……。でも、そのニュースで世界中が驚いたのは、翌日「土曜日」だったでしょうから。

土曜日は、職場においても「半休」などで、1日のうちのリズムが午前と午後とで違うことが多い日です。予想外のことも多いでしょう。

第1チャクラをメインセンサーとする土曜日。PART10の解説でご紹介した通り、第1チャクラが不活性になると、人工的な生活空間に嫌悪感が生まれたり、日常という時間の枠組みの中からも飛び出したくなったりします。第1チャクラと第7チャクラとは、垂直につながっており、これらがうまくかみ合わないと、無気力、ゆううつ、非現実的な気分にもなります。

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……というわけで、土曜日の感情BODYは、
驚きのカラダ = surprise body

★土曜日に生じやすい = 第1チャクラ = 七情(驚)

★驚きのカラダ
「新鮮な驚き」というのはカラダを成長させるために、とても大切な感情です。子どもは驚くことで、副腎と、筋肉・神経系を発達させ、より深く、より安定したカラダづくりをしていきます。
これは、水面に投じた石の様子をイメージするとよいかも知れません。投じられた石によって、驚いた水面ではさざなみが起こり、それは一面に広がっていきます。でも、しばらくするとその衝撃を吸収しつつ、水面はまた安定した状態へと戻っていきます。驚きという衝撃を吸収していく強さは、水面の下、深いところのうねりから生じます。
……これ、人間でいうと、潜在意識です。
子どものころは、たしかに新鮮な驚きの世界に包まれていました。でも、いつしか私たちは、「ああ、それね、それなら知ってるよ」なんて、驚くことへの「感度」が色あせている自分に気づきます。ココロのうちでは大驚きしているのに、「まあ、まあ」「はい、はい」なんて、その混乱を表面的におさめようとしている……カラダにはそれがよくありません。
大人びてお利口な子供に、副腎機能が弱い(炎症を自分の力で抑えられない)ケースが多いのも、驚きという感情との適切なつき合い方に課題があるのかもしれません。

★驚けば、気は乱れる。驚くと気が動転する。東洋医学では、驚きも「腎」を傷つけると解説しています。ただ東洋医学における「腎」という概念には、泌尿器、生殖器、そして、内分泌なども含まれています。驚きについては特に「副腎」への影響が大きいでしょう。

★surprise bodyの兆候
・口グセ:「わ!」「きゃ!」「ぎゃ」「もうびっくりしたー」。
・人にぶつかりそうになったとき、後ろからふいに声をかけられた時など必要以上に驚く。
・「気」はかく乱し、ベクトルがあっちへ行ったり、こっちへ行ったりする。
・ダメージ:ホルモンバランス。腎臓・副腎の位置がずれる。副腎機能が低下し、我慢強さやスタミナが低下する。
・感情ボディは、拡散してUPDOWN。地に足がつかない。第1チャクラが担当する副腎に影響が出て、抗炎症作用や抗ストレス作用が混乱する。

★surprise bodyは、
今こそ「足場を固めよう」のサイン。

★surprise body対策法
立つとき、歩くとき、とにかく「お尻の穴を締める」というのを意識して過ごしてみましょう。お尻の穴を締めるだけ。あらゆる場面で、この意識を忘れずに行動するようにしてみましょう。とくに「歩くとき」が重要です。歩きながら、ふっと気づいたらお尻の穴をしめる。この習慣で、ふだんお尻から漏れ出ているエネルギーを「有効活用するんだぞー」とカラダに教えてあげることができます。
肛門をしめて行動……。簡単のようにみえて、これがなかなか難しい。
あまり意気込んでしまうと、呼吸が苦しくなってしまいますから、無理は禁物ですよ。