一滴一滴、入っていくごとに視界が明るくなる!? 血液クレンジング体験レポート

今から5年ほど前、まだ日本で少なかった血液クレンジング(オゾン療法)を体験取材させてもらった時の鮮烈な印象が忘れられない。キレイになった血液が身体に戻るごとに視界がパァーっと明るくなっていく快感。その日は、終日大きな撮影が入っていて心身ヘトヘトだったのに、血液クレンジングを体験したら、その疲れは一気に吹き飛んで、夜まで元気いっぱいに打ち合わせをすることができたんです。

そんな効果テキメンの血液クレンジング。忙しい日々の疲労をリセットしようとふと思い立ち、探しました。以前に比べて随分とポピュラーになった模様で、価格も当時は7万円前後だったのが、今は3万円前後で受けられるところも増えたようです。美魔女に始まるアンチエイジングブームで一気に普及したのでしょうか。

オゾン療法は、そもそもドイツで生まれた療法。今はドイツでは、保険適用もされているほど医療としても信頼をされています。

オゾンと聞くと、地球を破壊するオゾンガスがあるように“毒”というイメージが強い方も多いかもしれません。オゾンは「O3」。酸素が「O2」なので、酸素よりさらに「O」が一つ多い物質。血液クレンジングは、体内から取り出した血液にそのオゾンを吹きかけて反応させます。するとオゾンは血中の物質と混ざり、O3が分裂して一つが酸素(O2)、そして残りが体内の免疫細胞などに良い影響を与えるオゾン誘導化学種(O)に変化。
取り出した血液にかけているオゾンの量はかなり多く飽和状態。水で言えば、食塩を入れ過ぎて溶けきらないような状態でしょうか。それを血管に戻してやることで、巡りながら体内の血液と残っているオゾンが血液と反応し全身にキレイな血液が巡るという仕組み。

血液は健康の基本。病気予防は、アンチエイジングにはうってつけです。
今回行ったのは、表参道のメディアージュクリニック青山。雑誌とかにも多く登場する有名美容クリニックです。問診では、体調のチェック。
基本的には病気に関係なく受けることが可能ですが、甲状腺機能の異常を持っている人は受けるこができません。
問診後案内された個室は、ビルの8Fの全面ガラス張りという絶好のビュー。
こんなところで一日ゴロゴロしてたいなぁ~と思わせる、光もたっぷり入る空間です。

※注射シーンなどが出ます。血を見るのが苦手な方はご注意ください。 

オゾン療法のステップは実に簡単。まず、血液を100cc前後抜きます。かかる時間は10分程度。

そして、溜まった血液にオゾンを注入。最初は50ccからでなれてくると、75ccになり、最大で100ccまで量は増やせるそうです。オゾンを入れるのは、ほんの一瞬。個人差はあるようですが人によっては、一瞬にして鮮血へと変わることもあるとか。筆者の場合は、色がパッと変わるというよりは、濁りがとれたかなぁという印象。
その血液を、点滴のように戻していきます。
この間、針の抜き差しは一切ありません。血を抜く時に入れた状態ですべて行うので、注射が苦手という方でも安心ですよ。

今回は、初回のように視界が劇的な変化はその場では感じられませんでした。ただし、血液を戻している最中から二の腕とお腹周りがジワジワと温かい。肝臓が悪い筆者。やっぱり冷えていたのかなぁと実感できました。

ここのところ、疲れているけれどよく眠れない(せっかく朝ゆっくりできる日でも目が覚めたり)状態が続いていたのですが、その日は家に帰って夕方過ぎから昼寝! 昼寝しちゃったから夜は眠れないかなと思ったけど、そのままぐっすり。、翌朝はかなり爽快な気分で目覚めることができました。ちょっとした疲れなら、一気に抜けるはず。まさに、最新デトックス。本気の疲労をとりたいという人におすすめです。