ヨガやマッサージだけじゃない! アーユルヴェーダ5000年の奥義 PART.5

前回ご説明した、アーユルヴェーダにおけるドーシャの体質的特徴には、「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」の3つがあることを学びました。今回はその具体的な特徴を、アーユルヴェーダライフさんから教えていただきます。
今回は、「ヴァータ」の特徴です。

▼ヴァータ体質の特長
<構成元素>
・空元素
・風元素

<身体上の主な作用>
・運動
・伝達
・呼吸

ドーシャとしてのヴァータは、風のエネルギーとされ、「空」と「風」の元素から構成され、 軽・冷・乾・粗・動といった性質を持ちます。 身体においては運動エネルギーとして、身体活動や感覚を司り、心臓の拍動、細胞質や細胞膜内の全ての動き、 呼吸、筋肉や組織の働きを制御しています。
ヴァータ体質の人は、これらのヴァータの特徴や性質が心身に強く現れます。好奇心が強く機敏で活発、新しいことや変化にとんだ創造的な性格である反面、 一方で気まぐれで飽きっぽいというような側面がみられます。
身体的には、痩せ型で肩幅が狭く、腰も細い方が多いようです。 またヴァータの不規則・変動の性質から、極端に背が高い・低い等、体型がアンバランスになるケースもあります。

▼身体的な特徴
細くて華奢。痩せ型、肩幅は狭く、腰も細い。
極端に背が高い、あるいは低い、手足の長短が著しい場合もある。
皮膚は薄く冷たい、乾燥気味。髪質は粗く、油分が少ない。
鼻は鷲鼻で、歯並びはあまりよくない。
筋肉質ではなく、手足の血管や関節がはっきりしている。

▼性格的な特徴
言動が素早く敏感で快活。好奇心が強く、想像力も豊か。
物事に対する理解力は高く、記憶力も優れている。
神経質な面も強く、緊張やストレスに対する耐性はあまりない。
不安感や恐怖心が強く、心配性。
物忘れも多く、飽きっぽい。物事を長続きさせるのが苦手な方である。

出典:アーユルヴェーダライフ

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