マクロビオティック「玄米菜食」について~ベジタリアンとのちがい PART.1

みなさんは、マクロビオティックとベジタリアン・ヴィーガンとのちがいはおわかりになりますか?
確かにそれらはとてもよく似ていますし、共通点もとても多く、「仲間」という考え方ができるでしょう。

マクロビオティックでは、肉・魚・卵・乳製品などの動物性のものを、すべて摂取せず、またここが大きな特徴だと思うのですが、白砂糖の摂取を行いません。
白砂糖を摂らないとなると、代替品として、てんさい糖やメープルシロップ、米飴などを使用することも多いのですが、「甘いもの=陰性」という理念を持つマクロビオティックにおいては、たとえ代替品であろうと、甘いものの摂取はあまりお勧めできませんし、アルコール類につきましても、その原材料や製造過程において、白砂糖や食品添加物、場合によっては農薬も使用されておりますので、やはりお勧めはできません。

マクロビオティックではむしろ天然塩を多用します。
動物の体は、人間ももちろんのこと、塩分とミネラルで出来ていると言われておりますので、牛や豚、鶏などの肉類や魚類を摂取しない食生活では、必然的にそれらから摂取できるはずの「塩分」「ミネラル」が不足します。
そこで、ミネラルも豊富に含まれた天然の海水塩や、ごま塩や海苔などに含まれるミネラルが必要になるのです。

ですので、マクロビオティックを忠実に実践すればするほど、味付けの塩分は濃くなる傾向にありますが、植物性の塩分は動物性のものに含まれる塩分とは違い、血液ドロドロにはなり得ませんので、血圧や血糖値、コレステロール値や中性脂肪の上昇には、直接に結びつくことはありません。

その証拠と言いますか、私自身、今年度の健康診断を受けた際、ガン検診も肝炎検査も、コレステロール値も中性脂肪も血圧も、まったく問題はなく、すべてオールAという花丸印を頂戴いたしました。

(最近では肉を食べなければ健康にはなれない、という意見も言われており、私の見解につきましては、初期のバックナンバーでも触れてはおりますが、いずれきちんとテーマを掲げて述べさせていただきたいと考えています)

~つづく~