マクロビオティック「玄米菜食」について~ベジタリアンとのちがい PART.2

話を戻しますが、ベジタリアンの中には乳製品を摂る方々もいらっしゃいますし、ですがそれは特に女性にとってはキケンなことであると、すでに述べました。
また、マクロビオティックでは「少飲・少食+多動」を推奨しております。

ここまで厳格なマクロビオティック。
みなさん、読んでいてイヤになったことでしょう。
そこで、以前も書きましたが、何事にも「過剰になりすぎない生活」が重要となってくるのです。

宗教による断食においては、絶食に徹するあまり、反動で多量に食べ過ぎて不健康や肥満を招いたりすることもあるようですが、その断食は宗教上の理由によるものですし、私が推奨しているデトックスをメインにした断食とは意味や内容が違っています。

とはいえ、完全なる玄米菜食が無理な場合もあります。
(海外では主に「穀物菜食」と表現します)

地産地消(=身土不二)を理念の一つとして重要視するマクロビオティックでは、日本人こそが「玄米菜食(一物全体・身土不二・陰陽調和)」をメインにした食生活を行うべき、という考えが、私自身にもマクロビオティック界全体にもあります。
今のこの現代で、マクロビオティックが受け入れられていったり、興味を持っていただいたり、という現実が、「日本人の地産地消はマクロビオティックである」ということを表していると私は考えていますし、日本人の元気と健康を引き出す大きな秘訣になるとも考えています。

そして、世界情勢や世界の歴史なども、それぞれの国の食生活や文化と直結していますので、本当にマクロビオティックの勉強は楽しいことだらけですし、私にとっては終わることのない興味と研究なのです。

みなさんは、日々、どのようなことを楽しんでいますか?
そして、どのような人々と楽しんでいますか?
みなさまの毎日が、うれしくて楽しい、しあわせな日々であることを願っています。

愛と感謝をこめて。

★バックナンバーはこちら