マウントシャスタでデトックス~スウェットロッジ編~PART.1

サンフランシスコから北へ4時間半ほど車を走らせると、そこは静寂とエネルギーの共存する場所、マウントシャスタ。
何かを詰め込みに行くのではなく、自分の中の不要なエネルギーを手放して、ぽっかり空いた新しい場所にキラキラする何かが入れられる事に気づく、そんな場所。

毎週土曜日にはスチュワートミネラルスプリングスという温泉リトリート施設の一角でネイティブアメリカンのリードによるスウェットロッジが行われてる。

スウェットロッジとは、締め切ったテントの中で熱く焼かれた石に水をかけ高温サウナを作り出しセレモニーリーダーのリードで行われる心と体と魂の浄化の儀式。
初めてスウェットロッジに参加した感想は一言、「怖かった→スッキリ!」

ドーム型に組まれたテントの中で車座に座り、真っ暗やみの中儀式は始まる。
テント内に確かにいる沢山の人の気配は充分に感じるものの、初めて+真っ暗闇だけでも十分なところへ更に高温サウナ状態が追加されて正直、儀式が始まる前に暗闇の中で泣きました。

事前に本や人づてでスウェットロッジに関する情報を仕入れていた事もあり、充分リラックスできると高をくくっていたものの、実際に真っ暗闇で息苦しい高温サウナの中に座っていたら、「こんなに恐怖心ってあったんだ!」って驚くくらいに怖がっている自分にびっくり。

人生ウン十年で無意識に溜めこんでいた恐怖が一気に大放出!

セレモニーリーダー・ウォーキングイーグルのリードによって、スウェットロッジは幕を開ける。
そこには確かにスピリットが集まり、彼の声はもはや彼のものではない。
次第に恐怖心からではない涙がとめどなく溢れてくる。
偉大なるスピリットが近くにいる時はいつも、感動の涙が溢れだす。
例え何が見えなくとも、聞こえなくとも、感動の涙はスピリットの証だ。

(つづく)