ホラリー占星術家が語る、ヴィーナス・トランジットのエネルギーの活かし方

金星の太陽面通過「ヴィーナス・トランジット」がまさに今、起きています。この時、どのように過ごすとより、天体のパワーを活かせるのでしょう? 日本人初のホラリー・クラフトマンの称号を取得した、ホラリー占星術家・Kuni Kawachiさんが「ヴィーナス・トランジット」の解釈をくださいました。

個人の生活にヴィーナス・トランジットを活かす

西洋占星術では、「太陽との惑星のコンジャンクションは、王と一緒に椅子に腰かけているようなもの」と言い、太陽の側に焼かれるように在る時と、厳然とした一線を引いています。

太陽の側で焼かれるというのは、西洋占星術では「コンバスト」と呼びます。象意としては西洋占星術上、最悪の状態です。これは比較的長い時間があり、太陽の前後、金星の逆行中である今回なら、8日ばかりでしょうか。ヴィーナス・トランジットの前後4日ずつある勘定になります。

ヴィーナストランジット全体が悪い影響を持っていたとしても、この時間帯だけは一種の砂漠の中のオアシスのように使える時間がわずかに存在するのです。「カジミ」と呼んでいます。

「カジミ」というのは、まさにヴィーナス・トランジットの瞬間、数時間。日本でのその時間を割り出してみると、東京では、6月6日PM12:45~PM14:22 の辺りとなります。この日に結果を出したいことがあるなら、ぜひ、この時間を使ってみましょう。

何に良いのかというと、ビッグプロジェクトのスタートに良いです。
特に仕事に関する事なら最良。そのような星回りでヴィーナス・トランジットが起きます。これは日本だけなので、小さな事柄より、大きな事柄に使ってみてはいかがでしょう。

■Profile
Kuni Kawachi
イギリスの伝統的占星術師ジョン・フローリー氏に師事。日本人初のホラリー・クラフトマンの称号を取得。英国占星術協会会員。
URL  http://www.horary-t.info/
ブログ  http://blog.astro92.com/
占いオフィス「おひさま.」 http://www.ohisam.com/