ヒーラー兼ドクター・デーヴィス博士のスピリチュアリティ急上昇!講義 最終回「人生で起こる出来事の責任は誰にある?」

ヒーラー兼ドクター・デーヴィス博士のスピリチュアリティ急上昇!
講義 最終回「人生で起こる出来事の責任は誰にある?」

ヒーリングと現代医療の架け橋となって、人々の霊的発達のサポートを行っているブレンダ・デーヴィス博士。スピリチュアルに興味の深いトリニティ読者の皆様へ、さまざまなメッセージをいただいた連載もいよいよ最終回です。最後にご紹介するのは、幸せな人生を歩んでいくために必要な極意。自分と世界に平和をもたらし、たとえ迷いが生じた時にも、心の羅針盤となってくれるアドバイスです。

誰もが尊い魂を秘めた輝かしい存在 自分の人生は自分次第で変化する

編集部(以下編):スピリチュアルブームのためか、問題の原因を前世やトラウマに責任転嫁する人もいますが、博士はどう思われますか。

ブレンダ(以下ブ):私は、行動は100%自分に責任があると思っているし、人生も100%自分の責任だと思っています。精神的な成熟というのはきちんとした責任感をもった大人であることも含まれています。幼少期にひどいことがあったとしても、大人の人間としてどのように生きるか、人生にどうやって立ち向かうかは本人の責任だと思っています。自分を癒すのも自分の責任。ヒーリングは積極的なパートナーシップのなかで行われ、一方的に受け取るものではないのです。誰かがしてあげるということでもありません。究極的には、癒される人と神聖なエネルギーさえあればいい。ただそれを助ける役としてヒーラーが必要であれば、ヒーラーと患者の間には積極的なパートナーシップがあるべきで、「ヒーラーが癒してくれる」という考え方は違うのです。人生で発生するすべてのことは自分に責任があるので、人生が嫌ならばそれを変える責任もまた自分にある。社会や政治、世界を非難し、責任を転嫁するのは成熟していない行動です。世界は一人ひとりが変わることで変えられるもの。私は私に責任をもち、あなたはあなたに責任をもつ。私はあなたに対する接し方には責任があるけど、あなたのことに責任はない。一人ひとりがそうやって意識することで、世界は変えられるでしょう。

編集部(以下編):霊的成熟の第一歩として、実践できるヒーリングはありますか?

ブ:最初にすべきことは、「これは自分である。ここまでが私である」と、しっかりした境界線をもち、そのなかで起こるすべてが自分の責任であることをきちんと認めることです。肉体、感情、チャクラ、電磁場フィールド……。私がそれらを支配していて、そのなかで起きることは誰の責任でもなく、すべては私に責任があると考えること。それだけで、自分自身に力を与えることができます。そして、自分にちゃんと食べ物を与え、エクササイズをしてキレイに保ち、面倒を見てあげる。その準備ができてからで良いのですが、肉体の周りにはもっと大きな魂という構成があることを覚えておいてください。人体の主要な7つのチャクラのほかに、上下にそれぞれ7つのチャクラがあって、本当は21個ある。肉体は一部に過ぎず、魂はもっと大きな存在なんですね。雄大な魂の中央に肉体があって、役割を果たすまできちんと面倒を見なくてはならない。一人ひとりが本当はどんなに偉大な存在であるかというビジョンは、あまりにも素晴らしいので私は謙虚にならざるを得ません。時に深いトラウマを抱える患者さんが私のもとに来院します。チャクラも発達していないし、オーラもペタンコで、肉体も貧弱なんですが、ワークをしていくなかで、次第にチャクラもオーラも、もちろん肉体も発達していくのを感じるのです。クライアントの変化は私にとって非常に素晴らしい体験。そのために私は生きています。

<完> 

デーヴィス博士の手首に光るのは、在住しているザンビアで採れるシルバーのバングル

ブレンダ・デーヴィス Brenda Davies  PROFILE

臨床精神科医師であり、ヒーラー。著述家として、国際的に活躍。過去の30年に及ぶ医師としての経験をもとに、肉体の癒しと霊的な癒しを融合させた治療を行う。著名なクライアントを数多く抱え、世界各地でワークショップやセミナーを開催。創設者であり、代表を務めるヒーリング・スクール「Brend a Davies International School of Healing and Spiritual Devel opment」は、イギリス、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドで開校される。英国生まれ、現在アフリカ・ザンビア在住。著書に「魂からの癒し チャクラ・ヒーリング」(徳間書店)ほか。

(取材協力)OFFICE MIKI www.officemiki.com/brenda