スピリチュアル体験を通して始めたカンボジア支援活動 PART.4

アリゾナでは、友人達が私のカンボジアシルクプロジェクトを応援してくれています。今回、その友人宅にて、カンボジアシルクの展示会を開いていただきました。
彼女達の友人がたくさん集まり、好意的にカンボジアの手織りシルクを見て、協力として購入して下さったのです。これらのシルクは、日本各地でも展示会やマーケットに参加して販売をしているのですが、おもしろいのはアメリカの方達と日本人はだいぶ好みが異なるところです。そもそも肌、髪、眼の色が違うので、似合う色もおのずと違ってきますし、アメリカの太陽光線はカラーを引き立たせる様に感じます。
アメリカの方は、キラキラしたものが大好きなので、光沢のあるシルクには大喜び。
皆さん抵抗なく身につけてくれます。特に、ブルー、パープル、イエローが人気でした。
デパートを歩いてみても、日本とは違って光沢のある生地とブライトカラーが主流でした。

さて、このカンボジアについて少しお話しましょう。
この国の元になったのは9世紀から15世紀まで東南アジアに存在していた古代クメール王朝で、シルクの生産が盛んな王国でした。その技術は、大島紬以上のものだったとも言われています。
しかし1970年代、ポル・ポトによる内戦で桑畑は焼かれ、技術を伝える人々はほとんど亡くなってしまったのです。
私達が支援している村は、昔を思い出して何とかシルクを織って、その技術を後世に伝えていこうと努力しています。
以前は、貧しい生活の中、情報も何もないままに安価に手に入るベトナムの糸を手に入れ一生懸命に織っていましたが、結局二束三文でしか売れないシルクを作っていくしかない状況でした。

その村にガユーナ・セアロ師が訪れ、支援されるようになったのです。
そのプロジェクトに私も自分にできることでお手伝いさせていただいたことから、カンボジアシルクの復興とアジアの人々のクラフトワークでの自立を支援していくNPO法人「ShienTokyo」を設立することになったのです。「カンボジアという経済的にも精神的にもダメージを受けた国を支援していくこと……」。これはスピリチャルの目的と繋がっていると感じています。

スピリチャルの目的とは、常に「大いなる自己」と繋がって、その意識を実践して生きていくことだといわれています。「大いなる自己」とは、仏教では菩提心。それは「慈悲の心、宇宙の真理を悟った心」のこと。
西洋では、「キリスト意識=愛」といわれています。
インドの聖者パラマハンサ・ヨガナンダは、マハアバター・ババジや先達の師に、自己を疑うことなく実践することを教えられ、奇跡を起こして西洋に東洋思想を伝えることがでたのです。

セアロからカンボジアという国とのご縁をいただいた私は、自分のできることを実践することに決めました。
そうしてやっていく中で、様々な方とのご縁が繋がり、今回アメリカで初めて展示会を開くに至ったのです。そして、長年の夢であるセドナやヨガナンダの教会に訪れることもできました。
私の英語はとてもつたないのですが、一生懸命、心と心を繋げていきたいという思いを持った同士は、
国境を越えて思いが伝わるものだなぁと本当に感激しました。
これからも、アメリカの友人達とお互いに自分の意識を高めあって、人々の役に立つことを考えて実践していきたいと思っています。
「全ての人々が喜びで満たされるように」……このガユーナ・セアロ師の言葉を胸に、実践していくことによってが自分自身が喜びに満たされていくのだと実感しています。

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NPO法人ShienTokyoでは、
共に実践していきたい方のボランティアを募集しています。
http://shientokyo.org/contact@shientokyo.org

▼ガユーナ・セアロ個人サイト
http://cealoworld.com/

▼NPO法人グローバル・ハーモニー・ジャパン 
http://www.cealo-ngo.org/

■ガユーナ・セアロ講話会in 東京
日程:9月19日(水)17:30開場~18:30開演
http://shientokyo.org/event/cealoevent2012/
テーマ: ~夢をつむぐ~
ひとりひとりの夢をつむぎ、
世界に愛と平和を織りなすために、
まず自分が自分色に輝く糸になろう……

■ガユーナ・セアロ個人面談 in 東京
http://shientokyo.org/event/cealoevent2012/mendan.html
~チャリティー展示会同時開催~
期間:9月15 日(土)~17日(月)