シンポジウム「地球時代のスピリチュアリティと宗教―本山博氏の仕事をめぐって―」

スピリチュアル・ブームが終焉した今こそ、「スピリチュアリティ」や「宗教」について各々が自由に語り、共に深く議論することができます。

むしろ、3・11の東日本大震災と原発事故以降の生を生きる私たちには、そうすることが強く要請されているのではないでしょうか。
本山博氏は、『スピリチュアリティの真実』をはじめ、多くの著作を執筆し、領域横断的な科学者かつ宗教者として、世界的な影響を与えてきました。

「地球時代のスピリチュアリティと宗教―本山博氏の仕事をめぐって―」は、「スピリチュアリティの巨人」、本山博氏の歴史的ともいえる業績を検討することを通して、これからの世界=「地球時代」に求められるスピリチュアリティと宗教のあり方について根本的に考える時間です。

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2012年6月3日(日)13:30 ~ 18:00(開場13:00)
会場:慶応義塾大学三田キャンパス北館1階ホール
入場料:一般 前売り3,000円 当日4,000円
学生 前売り1,000円 当日2,000円
主催:地球公共霊性学会
後援:フィロソフィア+IARP(国際宗教・超心理学会)

お申込み・お問合せ先:
メール:global_spirituality@yahoo.co.jp
ホームページ:http://global-spirituality.net/
(専用の申し込みフォームよりお申し込みください)
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プログラム(概要)
第一部:13:30-14:40
発題「本山博氏の業績の学問的意義」
小林正弥「政治哲学と地球公共霊性・平和―人文社会科学への示唆」
影山教俊「気の科学―AMI研究の可能性」
樫尾直樹「開かれた宗教の核としての瞑想―宗教対話と比較行論の視座」

第二部:15:10-16:40
講演「自らの仕事について語る」
本山博「人間に魂はあるか?―現代科学のフロンティア」
第三部:16:40-18:00
鼎談「地球時代のスピリチュアリティと宗教―本山博氏の仕事の継承と発展」
小林正弥・影山教俊・樫尾直樹 司会・神尾学

【講演・登壇者:プロフィール】

本山博氏
1925年香川県生まれ。玉光神社宮司、カリフォルニア・ヒューマンサイエンス大学院(CIHS)学長、宗教心理学研究所所長、国際宗教・超心理学会会長。
東京文理科大学(現、筑波大学)大学院博士課程修了、文学博士(哲学・生理心理学)。
比較宗教学・宗教哲学、電気生理学、および超心理学専攻。宗教的、霊的世界の実在と人間存在の身・心・霊という多層性を、電気生理学、生物物理学、量子力学および分子生物学的に解明。
その研究過程で発明したAMI(経絡-臓器機能測定器)等によって、精神的身体のエネルギーセンタとしてのチャクラと経絡の存在を世界で初めて科学的に実証した。
また、60年以上にわたるヨーガの瞑想行による宗教体験を基礎としながら、世界の諸宗教を比較宗教学的に研究することを通して、包括的な宗教哲学を確立し、『本山博著作集』が刊行されている。(宗教心理出版、全13巻、別巻2)

 

樫尾直樹氏
1963 年、富山生まれ。慶應義塾大学文学部准教授。宗教学専攻。
東京大学大学院博士課程修了。
早稲田大学、東京外国語大学助手、フランス国立高等研究院客員教授などを経て現職。
坐禅や気修練等の瞑想実践と比較瞑想論/宗教間対話論を軸に、宗教の核心(スピリチュアリティ)と未来のあり方を探求。
著書:「スピリチュアリティ革命」「スピリチュアル・ライフのすすめ」

 

影山教俊氏
日蓮宗釈迦寺住職。仏教瞑想道場主催。社会福祉法人立正福祉会。「すこやか家庭児童相談室」室長。
南カリフォルニア大学大学院にて、「天台止観業の生理学的、心理学的研究」で博士号取得
著書:「日蓮宗とは何か」「仏教の身体技法」「寺と仏教の大改革」「祈りで病気が治る」

 

小林正弥氏
千葉大学大学院人文社会科学研究科教授。東京大学法学部卒。ケンブリッジ大学セルウィン・カレッジ準フェローを経て現職。
公共哲学・コミュニタリアニズムの研究を通じ、マイケル・サンデルと交流を持ち、NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」で解説者を務める。
著書:「対話型講義 原発と正義」「友愛革命は可能か」「サンデルの政治哲学」「日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう」