オネエ祈祷師びびこの「乙女の祈り旅」~お伊勢さんの参拝順序・編~

アロハ☆
オネエ祈祷師のびびこでございま~す!!

夏至の日にお伊勢参りしてきたわ!

ねぇ知ってた?
お伊勢さんの参拝順序って、
「外宮」の、
衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮をお参りしてから、
「内宮」の太陽を神格化した天照大御神を祀る皇大神宮にいくってのが、 一般的に知られているよね。

だけど本来は、
夫婦岩で有名な二見興津神社①で禊いだあと、
外宮②→内宮③と参拝して、
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」というように、
伊勢神宮の鬼門・朝熊山④(あさまやま)に、
参拝するのが正式な順序みたい。

そう、4つすべて廻るわけ。

もし、一日で全部廻るのであれば、
早朝から車飛ばして慌ただしくまわるしかないけれど、
できれば、一泊二日くらいゆったり時間かけて、
伊雑宮(私、ここ、一番好き。樹の幹がうねうね渦巻いて宇宙みたい)や、
月夜見宮や猿田彦神社なんかもぜひ、コースに加えてみると素敵よん。

さて、
私は2012年6月20日に、
二見興津神社で「神魂禊修法」を体験させていただいて、 翌日、朝3時半から夏至祭のご神事を受け、 日の出の時刻に海に入り、 300人の人々と共に平和を祈願させて頂きました。

実は、 30日に台風4号が夫婦岩の注連縄を壊した上に、 台風5号もすぐに近づいていたので、
夏至祭さえも中止なるかもと覚悟していたの。

だけれども、
ご神事がはじまった途端、雨も止み、 300人近くの白装束の人々が海に入ったら、
日の出までは拝めないまでも、 朝焼けで赤く染まったしののめく東の空に、
なんと、
黒い富士山の影が浮び上ったのよ~~~~~~!!

あ~ん、神様、ありがとうーーーーー☆

で、
人々が海から上がった途端、雨が降り、
人々がお風呂から出るころには日が差し、
人々が三々五々に散り始めたら、
台風5号の影響で、今度はバケツをひっくり返したような大雨が!!
目まぐるしい自然の変化に畏怖と恩恵を感じたわ。

と、同時に・・・ひとりの祈りは小さくても、 沢山の人の祈りが束になると、
ぜったいに、天に届くんだな~って確信しちゃった☆

ところで、
30日に体験させていただいた二見興玉神社の「神魂禊修法」は、 一般の人でも誰でも体験できるもの。

http://www.amigo2.ne.jp/~oki-tama/gesisai.html

拝殿に入れること自体レアなのに、 そこで神職と共に祝詞をあげたり鎮魂法を学んだりと、 とってもホーリーな時間を過ごさせて頂いたわ。

特に私は、鎮魂法(ちんこんほう)といって、
自分のあぐらをかいた上に球をつくる行(ぎょう)に感涙しちゃったの。
まるでマカバ瞑想。
命=玉=魂を、リアルに体感できてまるで宇宙の根源にとろけたよう☆

そしてその夜、
神社の宿泊施設にて3,000円で泊まったのだけど、
雑魚寝だし、朝3時半集合だから、ちっとも寝れなかったのぉ~。

だから、あくる日の31日の夏至祭の入水は、かなり過酷だったわけよ。

3時半からご神事が厳かに執り行われた後、
年に一度の夏至の時にだけ入ることが許された「龍宮浜」の前で、
「祓詞(はらいことば)」をみんなで斉唱し、
「鳥船(とりふね)」という、
まるで準備運動みたいな体操してから海に入った途端、
オーマイゴー!
足が氷みたいにちべくなっちゃた~~~~~!

うひ、
男子はみんなフンドシ姿だから萌え~~……なんて思う暇はナシよ!

台風の影響で波が荒く、その上、び~~~って風が冷たいから、
濡れた体は、振るえるくらいに凍てついたわっっっ!!!!

……でも、
300人の人々と海につかると、
海が媒体となって、みんながひとつにつながったように感じたの。
それはまるで、
ひとりひとりの体がビーズ細工のようにほどけて、
祈りが肉体から浮き出し、海も人も空もないような在るようなワンネス。

―私は、
海から見る朝焼けをバックに黒く浮び上る富士山の雄大さを、 決して忘れない―

そうして出水。
海から陸にあがって、とっとと熱いお風呂に入りたかったけど、
船漕ぎ運動の「鳥船」で、〆の運動。
すると、
あまりの寒さに必死になって体を温めようとする人々の熱気で、 終わりのほうは、体も心も熱く燃えて、
空こそ晴れなかったけど、 人々の笑顔はそれはそれはキラキラと晴れやかに輝いていたわ。

そんなこんなで、
手作りの黄色い塩で有名な旅館「岩戸屋」でお風呂をいただいたあと、 そこで出会った旅の方の車に有り難いことに便乗させていただき、 外宮→内宮→朝熊山に参拝させていただいたの。

外宮や内宮の拝所で、
神様がおられると風で御簾が上がるっていうのが今回はなかったけれど、
嵐のお伊勢参りもそれはそれで楽しかったわよ。
いつも穏やかな五十鈴川も、ご―――――って波立っていてドラマチック。

 

朝熊山頂は、
有料道路の伊勢志摩スカイラインを、 クネクネと登ったところにあるのだけど、今回はあいにく雲の中。
晴れていたら超・見晴しがよくて気分爽快なんだけど、 霧に中で見た金剛證寺の水連は、幽玄で神秘的でこの世かあの世か曖昧に。

続いて、極楽門を抜けて、 まるで妖怪がでそうなくらい陰極まる卒塔婆道(そとばみち)から、 奥ノ院へ。

なるほど、朝熊山は、 陽の内宮とセットだからこそ、 陰陽が中和するのだと気付いたのが今回の収穫だったわ。
だから、 二見興玉神社と外宮と内宮と朝熊山で4つの卍を編んでいるんだね。

でね、
今回は、車を乗せてくださった旅の方が、
奈良経由で大阪に帰られるとのことで、
ついでに、
元伊勢といわれる奈良の桧原神社も参拝させていただくことになったの!
ラッキー、実家に近いわ~☆

桧原神社(ひばらじんじゃ)は、
日本最古の神社三輪神社の近くにあるの。

いつもは、
桧原神社~箸墓にぬけて帰るので、 あんまり感銘をうけたことはなかったのだけど、
伊勢をダウンロードしたからなのか、 こんなに濃厚に桧原神社が響いたのははじめて!!!!

神社本庁の本宗で、 国のかなめで日本人の魂のふるさと、お伊勢さん。
実は、東京と伊勢を結ぶ国道一号でもあったの。(現在は23号に変更)

おかげ横丁でショッピング楽しむのいいし、 スピマッチョに巡礼してもいいし、
自分の中の光とアマテレスちゃんを響き合わせて、 さらなるイノチの光明を、互いに編み上げていけると素敵だよね☆

やっぱり、聖地ってすごいわ!
一睡も寝てないのに、元気だなんて不思議☆

お伊勢さん、感謝!!!!

 

地球もあなたも私も宇宙も、平和でありますよう☆