アンマ来日記念!直弟子シャンタアムリタ氏インタビュー 後編

前回は慈愛をもった自分自身が本来の自分自身であり、震災時には、他者への思いやりや愛が芽生えて、本当の自分を取り戻すにはよい機会になるというお話をしてくださったシャーンタアムリタ氏。確かに、今回の震災がどのような意味をもたらすかは私たち次第です。そこで、今回は、どのようにしたらいつか振り返った時に、今回のような最悪の悲しい出来事がプラスに転じるようにできるのか、その具体的な方法についてお話していただきます。

自分の意識を変えることで、物事はプラスに転じる

同じ出来事であっても、それがプラスか、マイナスになるのかを決めるのは、自分がそこにどういう意味を見出すかです。その意義を決定するのは出来事自体ではありません。たとえば、雨が降ったとき、遊園地に行こうとしていた人たちには残念な雨となり、雨を待ち望んでいた農家の人たちには恵みの雨となります。雨という出来事自体は、良くも悪くもありません。天災は悲しみをもたらすことが多いと思いますが、気づきや意識を変えることでプラスに転じさせることも可能なのです。そこに教訓を見出すことが、出来事をプラスに転じさせる鍵です。たとえば車を運転しているとき、行き止まりにたどり着いたとします。抜け道はありませんから、来た道を戻らなくてはなりません。ただ、そこで問題なのが、自分が行き止まりにどうやってたどり着いたかを、まったく意識していないという、意識のなさが問題なのです。私たちの人生も、今、行き止まりのようではないでしょうか。人類は社会問題を起こし、自然を破壊して、行き止まりのような人生を送っていせんか。このような天災が起きたときにやっと原子力が大問題となり、私たちは行き止まりで考えています。しかし、問題は意識的でない人生を過ごしていることなのです。アンマはいつも言います。私たちは皆、頭を持っているけれど、頭痛になったときにやっと、頭があることを意識すると。問題は出来事よりも、意識のなさです。ですから意識を高めることが重要なのです。

 

内面の気づきが、自分の意識を高める鍵

外側のものに対する意識が高まると、すべてのことは進歩します。たとえば、震災後はリサイクルや節電、ボランティアなどへの意識が高まってきています。それはとても良いことですが、この外的な態度を長期的に続けていくには、自分の内面の意識も高めなくてはなりません。たとえばリサイクルを始めたとします。しかし次第に怠け心が出てくるでしょう。外面的なことを続けるには、内面の気づきが必要なのです。震災後は多くの人たちの意識が高まりますが、内的な意識がなければ長続きせず、喉もと過ぎればまた普通の生活に戻ってしまいます。自分の心の癖やパターンが強いからです。たとえば、チョコレートが大好物の人がダイエットするのであれば、その決意が内面まで浸透しないと挫折するでしょう。内面の気づきは精妙で微細なものです。その気づきが高めなければ外面の気づきは続かないので、どういうときに自分の心の癖にだまされるかを、意識できるようにしましょう。自分が今まで作ってきた癖は非常に強いので、よい心の癖は心配せずに悪影響を及ぼす癖に気をつけるのです。そのために、節電、節水、リサイクルなど、外的に意識的な生活から始めて、内的な意識的生活を高める第一歩とするといいでしょう。

Embracing the World / 
2011アンマ来日プログラム

東京、大阪で来場者を抱きしめます。

東京会場:7/22(金) 23(土) 24(日)Shinagawa goos 1Fガーデンシティ品川ボールルーム

大阪会場:7/26(火) 27(水)梅田スカイビル ステラホール

http://www.amma-rainichi.org/

癒しフェア2011 in TOKYOにシャーンタアムリタ氏が出演決定!ワークショップを開催します。

 

アンマ/
これまで世界中で3100万人の人々を抱きしめてきた“抱きしめる聖者”。40カ国以上で慈善活動のプロジェクトを展開しています。シャーンタアムリタ/
アンマの直弟子で、彼女の手足となって慈善活動に自らを捧げながら、ワークショップやリトリートを世界各国で行なって活躍中。

お問い合わせ:国際チャリティ協会アムリタハート

http://www.amritaheart.org/