アラン・コーエンさん×てんつくマンさん 対談 PART 2

てんつくマン : (以下て) 遅くなって、本当にすみませんでした。よろしくお願いいたします。

アラン(以下ア) : 会えてすごくうれしいです。こちらこそ来てくださってありがとうございます。

て : 僕、アランさんの大ファンでお会いできるのを楽しみにしていたのに、今日の対談の予定がポンと抜けてたんですよ。朝、スタッフから電話がかかってきて「いまどこにいるんですか?」って言われた瞬間に思い出して、「しまった! 今日や!」って青ざめて。岐阜にいたので、どう考えても間に合わないんですね。でも、次の瞬間に、今までいろんな人と出会ったり、いろんな本を読んだりしてきたおかげで「今、自分にできることは何か? どの選択が自分にとって一番ハッピーな選択か?」ということを自分に問いかけました。

ア : いい問いかけですね。

て : 結果はどうなるかわからなかったけど、とにかく今できることをやろうと思ったんですね。品川に来てアランさんに会えなかったとしても、あのまま岐阜で「申し訳ない…申し訳ない…」ってモヤモヤした気持ちで止まっているよりも、動いた方が自分の中でクリアになると思って来たんです。

ア : 素晴らしいですね。「自分に可能性を見た」というんですかね。罪悪感を超えて、乗り越えられたということだと思うんです。すごく大きな空間にたどり着かれたという感じがします。それってすごくスピリチュアルであり、すごくパワフルなレッスンだと思います。

て : ホンマありがとうございます。そう言ってくださってうれしいです。あの時に「電車に乗る!」って決めて、よかったな〜って思います。

ア : 僕もそう思います。大事なのは「つながり」ってことだと思うんです。形ではなくて、数分間でも一緒にいられる、それだけでいい。挨拶して、目を見られて、笑って抱きしめ合ったりする。それだけですよね。それ以上に大事なことはないと思いますよね。「一緒にいられる」ということが一番大事なんだと思います。

て : ここに来る新幹線の中で「これは僕の過去のパターンのひとつであること」に気づいたんです。「明日はピクニックだ〜、超楽しい〜!」 とか「みんな、明日は大事な日だから絶対に遅刻するなよ!」って言っておいて自分が遅刻する、っていうパターンがあったんですよね。しかも、実は僕、5日前、対談がその日だと思い込んでいて、品川でひとり、アランさんを待ってたんです。

ア : ワォ…。

て : アランさんから見て、それも含めて、どういうことによってそれが起こっていると思われますか?

ア : すべて完璧だと思います。僕がワークショップでよく使うアファメーションがあります。「神様のタイミングが完璧である」という言葉です。僕たち人間から見たら、この時にこうすべきだって考え方がもちろんあるわけですが、そうではなくて天のタイミングが別にあるということですよね。私はそれをただ信頼するようになりました。

て : なるほど〜。

ア : 11時にてんつくマンさんがいらっしゃると思ってて、ドアのベルが鳴ったのでドアを開けたら、美しい4人の女性だけがいました(笑) 「どうぞどうぞ、今日はこういうことか、これか〜!」って受け入れました。しかも、さらにあなたと過ごす時間もこうして訪れましたから、完璧ですよね。あなたを愛して許すというチャンスもいただきましたよね(笑)

て : ありがとうございます(笑)

PART.3へ続く

PART.1

TEXT:丸山桜奈 PHOTO:和田咲子