さすらいの民・ロマニー族に伝わる白魔術でハッピーに! PART.1片想い編

「ロマニー」とは、別名「ジプシー」とも呼ばれる、インド北西部の山脈に生まれたさすらいの民。1千年以上も前から世界各地を放浪する間に、さまざまな文化が融合されることで、独自の伝統が生み出されたそうです。その一つがロマニー一族に伝わる不思議なおまじないや占い。古くから、手相や水晶、タロットなどの占いを行ってきたそうですが、ほかにも、ヒモやコイン、紙、キャンドルなど身近なアイテムを使った白魔術も伝えられています。そんなロマニーの魔法を、恋愛、美容、お金など、願い事別にお届けします。

幸せを叶えるロマニーの魔法
~恋愛・片想い編~

★理想の人にめぐり逢ったときは?

理想の人に出会ったら、その人の心を振り向かせるために、ロマニーはこんなおまじないをします。

まず、本物の赤いバラ1本と赤いキャンドル2本を用意してください。そして、翌朝の日の出の時刻を調べておきましょう。眠りにつく前に、キャンドル2本を立てて真ん中にバラを置いてください。

翌朝、日の出の時刻にバラを持って家の外に出るか、開け放った東向きの窓のそばに座りましょう。バラは胸の前に持ち、香りを吸い込んでから、大きな声で次の呪文を唱えましょう。

『This red rose is for turn love.
True love come to me.

このバラは本当の恋を叶えるためのバラ。
本当の恋とめぐり逢えますように』

家のなかへもどり、バラをもとのところに置きます。そして、キャンドルに火を灯し、相手の心のなかで恋の炎が燃えあがる様子をイメージしてください。バラの花がしおれるまで、キャンドルの明かりは昼も夜もたやさないように気をつけましょう(火が消えてしまったら、おまじないは効きません)。

バラが枯れたら、キャンドルの火をつまむように消して、バラを土に埋めてください。

★カレをあなたに夢中にさせるには?

金曜の夜、小さな白いキャンドルに火を灯し、それをガラスのコップかランプのなかに入れます。キャンドルの炎はカレの心のなかで燃えさかる恋の炎、コップまたはランプはカレの体だと思ってください。

じっと見つめているうちに、炎の動きがだんだん激しくなってくるはず。炎にあなたの気持ちが注ぎこまれているのです。あなたの想いが強ければ強いほど炎の勢いも強まります。燃えあがったり小さくなったりするキャンドルの炎のなかに、カレの姿をイメージしてください。ここで呪文を唱えます。

『May this flame of passion burn within your heart.
From me, you will not part.

恋の炎があなたの胸で燃えあがりますように。
わたしからあなたが離れていきませんように』

キャンドルの火は自然に燃えつきるまで消さないで。カレから連絡があるまで、毎晩、続けて呪文を唱えましょう。

■出典:「あなたを幸せにする109の魔法」(ワニブックス)

■プロフィール
ジリアン・ケンプ Gillian Kemp
フリーライター、占星術家、ジャーナリスト。イギリスの雑誌などに星占いの連載を持ち、自身もケーブルテレビなどに出演。一流ホテルやレストランのパーティでは霊視能力を披露することもある。著書に「The Dream Book」「The Love Magic Book」。
http://www.gilliankemp.com/