マクロビオティックと断食の活用法

はじめまして。
マクロビオティック研究家、断食研究家をしております、渋谷尚子と申します。
このたびご縁を頂戴いたしまして、連載を始めさせていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。

マクロビオティックや断食と聞くと、「本当に楽しいのか?」「肉や魚を食べないなんてイヤではないのか」「むずかしい」「堅苦しい」「面倒」でも「健康的?」など、様々に思い描く方も多いと思いますが、今回は初回ということもあり、
なぜ私が、マクロビオティックや断食を推奨するのか、その辺りを正直にお話したいと思います。

実は私自身、マクロビオティックを実践していると公言しておいてお恥ずかしいのですが、やはりというべきか、食生活のすべてをマクロビオティック(玄米菜食・穀物菜食)にすることは、できていません。
また、野菜やその他の食材につきましても、完全無農薬であるとか有機栽培や自然栽培が理想で、私も切望しているのですが、それらを100%自分の食生活に用いることは不可能であるのが現実です。

そこで、マクロビオティックの理念における、調理法や食べ合わせ、健康法、断食などにおけるデトックスや体内クリーニングが有効で必要となります。
体にいいからとただ漫然と食べることはとても危険で、それは薬やサプリメントにも言えることです。

食材そのものはもちろんのこと、食べ合わせや調理法などで、体に必要なエネルギーや栄養素を最大限に取り入れ、また過剰になってしまったものや、栄養素を体内で取り入れたあとの残りの不要物を体外に排出し、時には内臓を休ませる意味でも、少食や断食という手法を生活に取り入れていく事が、格段に体と心をラクにし、健康へと結びつくと考えています。

 次回は、具体的なマクロビオティック実践法についてお話します。